決勝は同期対決に注目 ~青森競輪~

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戸邉捺希
3連続Vで2班に挑戦だ
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溝口葵
戸邉とは初の同期対戦
 

 青森モーニング競輪は30日に決勝戦を迎える。今シリーズで注目を集めたのは2場所連続完全優勝の戸邉捺希(埼玉・117期)。準決勝は2着で特別昇班は断たれたが、来期はA級2班への昇班が決まっており、ここでは意地を示す戦いになる。

 戸邉は初日のレース快勝後に、「前回の前橋からつかめたものがある。自分はダッシュ型なので、踏み出しで一気に出て、出切ってからスピードに乗せてペースにいれた方が良い」と自身のスタイルを確立した様子だった。しかし、準決勝では思わぬ洗礼を浴びる。「乗り越えられたと思ったら、2コーナーで来るとは思わなかった」と、高谷進太郎(三重・85期)の強烈なけん制を受けて、態勢を崩すと、ゴール前では松本昌士(福島・92期)に交わされて、まさかの2着。「本当に悔しい」と体を震わせながら、インタビューに答えた。「対応できなかった自分が悪い。上に上がったら当たり前だと思うし、勉強になった。反省を踏まえて(今期最終戦を)優勝で締めくくりたい」と、準決勝の反省を糧に強い気持ちを持って3連続Vを狙う。

 溝口葵(三重・117期)は戸邉との同期対決となり「戸邉君との対戦は初めて。凄いパワーがあるし、上の選手だと思っている。脚の差にびびらずに自分のレースをしたい」と力勝負を挑む。

 今シリーズは開催2日目からレースカットにより6R制で行われたため、30日の決勝戦6Rは10時35分発走。当サイトでの締切時刻は発走の5分前となっておりますので、車券をお買い求めの際はお気を付け下さい。

小山裕哉記者

2021年6月29日 16時14分

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