和田健太郎が初日特選を制す ~平塚競輪場~

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思い出の地でグランプリユニフォームをまとい輝きを放つ
思い出の地で白星スタート

 9月30日(木)に平塚競輪場で行われた平塚市営競輪開設71周年記念『湘南ダービー』の初日特選はグランプリ王者の和田健太郎(千葉・87期)が地元の郡司浩平(神奈川・99期)の仕掛けに乗って直線で強襲劇。今年はここまでに5度の落車に見舞われて、コンディション的にも精神的にも苦しい戦いが続いていたが、昨年のグランプリを制した平塚バンクで景気の良い白星を手にした。
 「自分の調子がいいわけじゃないんで。前の自力選手の頑張りにつきますよ。本当に郡司のおかげですね。今は完ぺきな状態で走れるっていうのは、ほぼないですけど。そうは言っても、また明日(2日目)からレースがあるんで。(初日に踏んだのは)グランプリと同じコース? いやいやグランプリの時はもっとガラッと空いていましたからね。ちょっと違いますね。2日目は大石君と一緒ですね。いつも頑張ってくれるし信頼して任せます」
 
 輪界最高峰のレースで頂点に輝いた当所で、ゴール前の感触と景色は決して忘れていない。復調のきっかけをつかむ最高の舞台で決勝まで突き進む。

細川和輝記者

2021年9月30日 19時35分

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