地元の若手が猛者に挑む! ~久留米競輪場~

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松岡辰泰(写真左)、嘉永泰斗(同中)、瓜生崇智の3人で作戦を練る
熊本に新しい風を吹き込む

 10月7日から久留米競輪場で始まった熊本競輪開設71周年記念「火の国杯争奪戦(G3)」in久留米は、9日の3日目に準決勝が行われる。今開催は地元“熊本勢”が今まで以上の気合と根性を見せて参加選手10人中、6人が準決勝に駒を進めた。その中でも最終レース(3日目12R)で連係する若手トリオはラインの力で松浦悠士(広島・98期)や、渡邉一成(福島・88期)などの強敵撃破へ自信を見せる。

 昨年デビューした松岡辰泰(熊本・117期)が先頭を志願した。「自分か、嘉永が前かなと。嘉永がそこまで前を主張する感じではなかったから期が若い自分が前でやると。周りからみれば、自分はぽっと出の新人ですからね。みんなが思っているような走りをしますよ」と、前回りを買って出たからには、やることはひとつと言わんばかりの意気込みだ。

 大役となる番手の嘉永泰斗(熊本・113期)は「連日、反応は悪くないですね。二次予選は脚が一杯だったけど、調子は良い。目標は決勝に勝ち上がることだし、勝ち上がりたい。準決勝は勝てるように」と、初の地元記念で決勝進出に俄然、集中力を高める。

 3番手でラインのまとめ役となる瓜生崇智(熊本・109期)は若手3人で並ぶ意義と想いを語る。「地元記念の準決勝で熊本バンクを走ったことのない若手3人で並べるとは思っていなかった。僕たちが新しい熊本の時代を築くぐらいの気持ちで走りたい。先頭の松岡君もそうだけど、番手の嘉永はデキが良さそうだし、良い状態でしょ。僕の役割はまずはしっかりと3番手の仕事をすること。そこからですね。二次予選は根拠のない自信だったけど、準決勝は根拠のある自信です!」と、近年、活きのいい若手が次々と出てくる熊本勢の中でもやる気と“希望”に満ちあふれている3人が若い力で猛者たちに立ち向かう。

 注目の最終レース(12R)は、16時35分発走予定。エンジョイサイトの締め切り時間は、発走予定時刻の5分前となっております。

池端航一記者

2021年10月8日 19時25分

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