準決勝は波乱の連続 ~川崎競輪~

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齋藤友幸
決勝も再度、菊池竣太朗の番手から勝機を見出す
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手応え抜群の新車と共に、43歳ポーズで写真撮影
9、10Rで6番車が大活躍

 川崎競輪F1ナイターは10月12日(12)に2日目が行われた。準決勝9R、10Rでは一番人気を背負った大石剣士、森田優弥らが優出を逃がして、波乱の決着となった。
 9Rは大石剣士が最終主導権を握る展開。そのまま逃げ切るかと思われたが、3番手から伊勢崎彰大が鋭く強襲して直線で鮮やかに突き抜けた。初日もまくりで波乱を演出しており、連勝を飾った伊勢崎は例によって上機嫌。さらに、この日が自身の43歳の誕生日。バースデー勝利に、表情を緩ませる。「まずは大石君が強いレースをしてくれたことが第一。これが今年の初決勝だからね。交通事故に遭って、ずっと力が入らない時期があった。42歳の終わりを1着で飾れて、43歳のスタートを1着で飾れた。一つ言って良い?マジ嬉しい!」と〝伊勢節〟で締めくくった。
 10Rは森田優弥が着外に沈み、第3ラインと思われた静岡勢がワンツー。1着の齋藤友幸は表情がほころぶ。「(菊池)竣太朗君のお父さん、(菊池)通晃さんが現役の時に何回も付いてもらっていた。その息子さんと連係してワンツーは感慨深いですね」。自身も09年松阪以来で自身2度目のS級決勝進出となるが、「いやいや、自分の事よりも、竣太朗君とワンツーが決まったことが何よりです」と、いつも通りの謙虚な姿勢は忘れなかった。
 決勝戦は岩本俊介が人気を集めそうだが、今節の流れなら波乱があってもおかしくないだろう。

 注目のS級決勝戦11Rは20時35分発走予定。エンジョイサイトでの投票締め切り予定時刻は発走の5分前を予定しております。

熊谷洋祐記者

2021年10月12日 21時58分

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