レインボーカップ・ファイナル結果 ~伊東温泉競輪場~

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磯島成介
兄・康祐と兄弟S級レーサーの誕生
磯島成介が直線で一気

 伊東温泉競輪場で開催されている開設71周年記念「椿賞争奪戦(GIII)」。最終日12月19日の9レースでは「レインボーカップ・A級ファイナル」が行われ、道中で好位につけた磯島成介(青森・115期)が直線で鮮やかに突き抜けた。
 1着から3着の選手がS級への特別昇級が決まるレース。2着と、3着には来期のS級が決まっていなかった道場晃規(静岡・117期)、金ヶ江勇気(佐賀・111期)が入りS級への扉を開いた。

【磯島成介(1着)】
「阿部さんが(池野を)突っ張ったので3番手を取ろうと。後ろの太田さんが落車したので、1着を取れるように走って、金ヶ江さんが車間を空けていて直線勝負だなと。3番手だったのでしっかりと見えていた。初めてのS級です。今日は自力を出していないが、逃げ、まくりを出せる選手になりたい。前回の小田原は全然だったけど、西武園とか、その前はS級で戦えるようにとやっていました」

【道場晃規(2着)】
「スタートが後ろになって前々にいなくて幸いアクシデントをうまく避けることができた。(特別昇級をしたが)早く踏めば、勝ちにつながるかもしれないけど、そういうところが課題。上(S級)では構えていれば、全く通用しない。一つの最低限、目標は達成です。でもいまのままでは(S級で)通用しない」

【金ヶ江勇気(3着)】
「(絶好の展開で優勝できずに)悔しいですね。後ろがアクシデントでも余裕はあったが、思ったよりも風が強くて(脚が)削られていました。心の余裕がなかったですね。勉強になりました。選手としても得るものがあった。(目標の阿部は)同級生で熱く感じるものがあった。(S級で)九州は自力選手が少ないので加われるように。(S級に復帰して)爪を隠す時期はもう終わりました。今日のレースは今年一番悔しかったです」

小山裕哉記者

2021年12月19日 15時42分

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