次世代を担う若手が激突 ~静岡競輪場~
北日本勢は昨年と逆の並びで別線に立ち向かう
12月29日(水)に静岡競輪場を舞台にヤンググランプリ2021が行われる。全員が自らレースを作れる〝自力タイプ〟が揃った一戦で、ハイスピードバトルが予想される。山口拳矢(岐阜・117期)は24日(金)までグランプリの予備扱いであったが、正式にヤンググランプリ出場が決まった。状態面が気になるところだが、共同インタビューでは控えめなコメント。全選手の共同インタビューを抜粋したものと、注目の並びは以下の通り。
①山口拳矢
④高橋晋也-②小原佑太
③坂井洋-⑦佐々木悠葵
⑤町田太我-⑥石原颯
⑧伊藤颯馬
⑨寺崎浩平
【選手コメント】
①山口拳矢
「(競輪祭の落車で)肩鎖関節の脱臼で手術してって感じです。(練習を始めたのは)2週間前くらいです。(練習での感触は)日に日に良くはなってるんですけど、本当に全然戻っていないですね。単騎で。どっかでチャンスがあればって感じですね」
②小原佑太
「(前回終わって)普通に練習してきました。体調は崩さず万全の状態できました。今年は逆で、晋也さんに任せて走ります。晋也さんは昨年の時点で、来年は前でやるとおっしゃっていたので」
③坂井洋
「(今年)前半は全然結果が出なかったんですけど、11月から少しずつ良くなって、流れは良くなりました。佐々木とラインを組むと思うんですけど、自分は前で自力で走ります」
④高橋晋也
「地元の福島に戻って師匠(飯野祐太)と一緒に練習して、順調に調子を上げてきていると思います。今年は逆で、僕が前でやりたいと思います。今年は自力でやりたいという気持ちが強かったので。昨年は悔しい思いをしたので、今年こそしっかり優勝を目指して、小原とワンツーできれば」
⑤町田太我
「乗り込みとかを中心に、地脚の強化を図って練習しました。ここまでは計画通りに順調にできました。直前の練習の感触もすごく良かったです。石原さんが付いてくれることになりました。しっかり主導権が取れるように組み立てたい」
⑥石原颯
「(直前の高知の感触は)いい感じで踏めました。(静岡バンクは初めてだが)今日(前検日)乗ったら軽かったです。ホームはちょっと風がありましたけど。全体的に軽かったです。町田のハコを回るので、町田にお任せで頑張ります。」
⑦佐々木悠葵
「競輪祭からずっと悪かったんですけど、この前の落車でいい感じにセンターが出た感じになる落車でした。一年で一番良かったくらいになりましたね。自転車は新車にして。それはいい感じになりました。自分が坂井さんの後ろでしっかり援護できるように頑張ります」
⑧伊藤颯馬
「(9車立ては)経験も少なくてちょっと苦手な部分もあると思うんですけど、好き嫌いは…。いつも通り、普通に練習して普通に休んできました。位置は決めずに。うまく立ち回って、前々に攻めていきたいなと思います」
⑨寺崎浩平
「伊豆でいつも通りに練習していました。(静岡は初めてだが)今日(前検日)、乗ったんですけど、気温も低くて風も強かったので、すごく重く感じました。自分は自力を出すだけなので、後手後手を踏まないようにしっかり自力を出したいと思います」