鮮やかに突き抜けた佐藤慎太郎が記念V ~静岡競輪場~

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佐藤愼太郎
今年4開催目。過密ローテで優勝した驚異の45歳
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9番車の佐藤が直線で鮮やかに突き抜けた
 連戦でも驚異の安定感

 2022年2月6日(日)、静岡競輪開設69周年「たちあおい賞争奪戦」の決勝が行われ、佐藤慎太郎(福島・78期)が直線で鋭い差し脚を発揮。2020年11月四日市記念以来の優勝を達成した。

 「(優勝が)久しぶりでうれしい。連戦ではあったけど、ずっと積み上げてきた(脚の)貯金があって勝てたんじゃないかと」。言葉の通り、佐藤は1月に和歌山記念、豊橋記念を走ると、中2日で高松記念に追加参戦。今回も中2日でのシリーズ参戦となっていた。「直前というよりも、長い先を見てのトレーニングしかないと思った」と、常に高いところを目標とすることが、結果につながることを実感していた。

 佐藤の勝因のひとつに、昨年末の静岡グランプリ、和歌山記念決勝、豊橋記念決勝などで連係してきた郡司への全面的な信頼があった。「(競走は)郡司のセンスに任せていた。信頼して、4コーナーまで付いていくことに集中していたから、最後に自分の脚を全部発揮できた」

 「(現在賞金ランク1位となり)なるべく上位でいけるように頑張っていきたい。グランプリに出たいって思っているだけでは勝てない。勝ちたいと思って日々、積み重ねていきたい。(全日本選抜までは)特に変わったことはしないで、いつも通りにやってきます。しっかり仕上がったと言えるように」。次走はついに今年初のG1の舞台「全日本選抜競輪」。45歳になっても超一流として活躍する男の雄姿が見られそうだ。

小山裕哉記者

2022年2月6日 18時10分

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