明日29日は『瀬戸の王子杯争奪戦』決勝 ~玉野競輪場~
結束する中国勢が輪界最強の脇本雄太に挑む
玉野競輪場で行われている『瀬戸の王子杯争奪戦』はいよいよ明日の29日が決勝戦。注目の並びは以下の通り
⑥山根将太-⑤松浦悠士-①柏野智典
②吉田拓矢-④志村太賀
➆脇本雄太-③佐藤慎太郎-⑨和田圭
⑧松岡辰泰
中四国勢の先頭を走る山根将太は「すごすぎるメンバーですけど、緊張はしないですね。自分は力を出し切るだけなので、緊張というよりも全力でやるだけですから」と、明日のレースでも全力を出すことに集中する。
松浦悠士は「脇本さんはS1だけど、日本一強い選手。脚力は比べものにならないし、ラインの力で勝っていくしかない。しっかりと競輪をやりたい」と、ラインの絆で最強の男に立ち向かう。
3番手を回る柏野も地元記念でいつも以上に気合い十分。「記念は獲ったことがないし、年齢的にも今年か次(来年)か。地元として悔いのないように準備をしてきた。(準決勝では松浦を交わし)差したことはないと思う。地元だから差せた」。
準決勝で2着になった脇本雄太の状態にも触れておきたい。「3走とも先行して疲れは出てきている。キレが悪くなっていますね。(決勝に向けての)修正点はないですし、これ以上(の修正)は長いスパンになる。できる限りのことをやります」と決勝に臨む。ただ、脇本自身が「SS(吉田)にすんなりつけられたら、抜かれるのは仕方ない」と、番手には昨年競輪王の吉田拓矢が入っていての結果で1着の吉田とは1/8輪差だった。
「慎太郎さんとは初日も連係しているし、信頼している。慎太郎さんからも『信頼している』と言ってもらえたので頑張ります」と写真からも脇本と佐藤慎太郎の仲の良さは伝わってくる。
激闘の決勝戦は明日、16:40分に号砲が鳴る。