地元青森支部は若手を中心に11名が参戦

　4月28日（木）から青森競輪場で第4回施設整備等協賛競輪『縄文小牧野杯』が幕を開ける。日本選手権競輪の直前とあってS級S班は不在で競走得点トップは予選スタートの吉田有希（茨城・119期）。特選シード組はもちろん、地元の青森支部の選手たちも前検日から気持ちが入っている。3年前の『善知鳥杯争奪戦』で兄弟ワンツーを決めている新山将史（青森・98期）は決勝進出を目指していつも以上にハンドルを握る手にも力が入る。
　
　「（昨年12月に立川で落車した後に）復帰してから脚力が落ちている感じもしていましたし、1着を取れる展開なのに取りこぼしてしまっていて今年はまだ1勝もできていないですね。でも宇都宮が終わってから首のケアをしながら練習で上積みしてきたつもりです。最近の中では一番練習の感触は良かったですね。今回は記念じゃなくてG3ですけど、地元記念の最高成績が決勝2着なので、今回で更新したいですね。嵯峨君はいつも頑張ってくれますし、直前も一緒に練習して強かったので。しっかりと決められるように頑張ります」
　
　嵯峨昇喜郎（青森・113期）は3月四日市の2日目に落車しているが、直前の大垣F1で2連対と状態面に不安なし。近況はまくりの決まり手が増えてきているが、地元戦とあらば強い気持ちで攻め切る覚悟だ。
　
　「前回の大垣は脚自体は悪くなかったんですけど、自信のなさがレースに出てしまって消極的になってしまったのでダメですね。今回は地元戦ですし、初日から積極的なレースがしたい。新山さんとは直前も一緒に練習をしていたので二人で勝ち上がれるように。去年の地元記念は準決まで勝ち上がれたけど決勝には乗れずに悔しかったので、今回のG3は最低でも準決に上がって決勝を狙えるように。地元から一人でも多く決勝に上がって優勝争いができるように頑張りたいですね」

　地元勢は若手が中心となって初日からシリーズを盛り上げながら、一つでも上のステージを目指して全力でペダルを踏み込む。

• 選手詳細データ

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  新山将史 選手青森・98期