酒井雄多は「奥の手」を使う!? ~川崎競輪~
ヨコの動きも苦にしない
14日(火)から川崎競輪ナイターF1が開幕する。酒井雄多(福島・109期)は戦法の幅が増して成績が急上昇中だ。
10Rに登場する酒井は「昨日髪を切ってきました」と、夏らしくさっぱりと刈り上げた髪型で現れた。ただ、爽やかな風貌とは裏腹に、レーススタイルは超攻撃的。前に出て先行態勢に入り、別線が叩きに来れば師匠の成田和也(福島・88期)譲りの猛烈なヨコの動きを駆使して飛び付きもやる。単純な先行一本のスタイルではないだけに、敵にとっては非常に厄介な存在だ。
「本当はかっこよく全部先行で勝てればいいんですけどね。そうもいかないような相手の時には、ヨコも使っています。先行しきれなかった時の奥の手です。前回の準決で対戦した町田(太我)君とか、ああいう相手とやる時とかですね」
例に挙げた前回広島での町田とのレースでは、飛び付いたまではいいものの、そのまま車間が空いてしまい自身は4着に沈んでいる。
「町田君が強過ぎた。(車間が)詰まっていくだろうなと思ったら、そこから踏み上がっちゃって。自分がいっぱいになっちゃいましたよ。でも、ああいう相手と走るのは刺激になる」
今回は「広島で体がキツかったので疲れを抜いてきた」と万全の状態。奥の手を使う場面があるのか、それとも純粋な力勝負でねじ伏せるのか、注目だ。
2022年6月13日 16時58分
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選手詳細データ
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酒井雄多 選手福島・109期