開設72周年記念『不死鳥杯』が開幕 ~福井競輪場~

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弟・勇希(左)と兄・雄太(右)が地元記念を盛り上げる
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地元開催で悪い流れを断ち切り結果を求める
兄弟同時あっせんでシリーズを盛り上げる

 7月7日(木)に福井競輪場を舞台に開設72周年記念『不死鳥杯』が幕を開ける。今シリーズは地元の絶対的エース脇本雄太(福井・94期)が4日間主役を務める。弟の勇希(福井・115期)は自身2度目となる地元記念で、兄弟そろっての地元記念への参加は今回が初めて。ともに決勝の舞台を目指して初日から熱い走りを披露する。地元勢はほかにも野原雅也(福井・103期)や小森貴大(福井・111期)ら機動力型も豊富で、他地区を迎え撃つ準備はできている。
 
 脇本勇希は前回奈良を家事都合で欠場しているが、今シリーズに向けて準備は整っている。
 「(兄弟での同時あっせんは)オールスター以来ですね。その時は宿舎が違ったので、全然話もしなかったんですよ。今回は一緒の宿舎なので、話すと思います。一緒に練習したけど、千切られました。地元記念は去年に続いて2回目ですけど、去年は協賛競輪のG3も走っているので、地元のG3自体はこれで3回目。去年の記念は準決勝まで勝ち上がれましたけど、雄太もいなかったし、野原さんたちもいなかった。今年はみんないるので自分も一緒に勝ち上がっていけるように」

 予選メインを飾るのは野原雅也。近況はスランプに陥っている印象であるが、地元で悪い流れを断ち切る。
 「トップスピードを上げる練習をし過ぎて末の粘りがなくなったから、トレーニング方法を見直してミドルペースの練習を増やしたりしたんですけどね…。ここ最近はなかなか結果がでていないですけど、ここに向けてやれることはやってきたので。今年はここまでいいところを見せられていないので、ここからしっかりといいレースを見せていけるように頑張りたい」

 小森貴大は前回久留米で途中欠場となったが、気持ちを新たに地元戦に備えた。
 「前回は腰痛がでてしまって力が入らなかったっていうのもありますけど、それ以上に一番の原因は気持ちですね。終わってから師匠にも喝を入れてもらって。今回に向けてしっかりとやってきたので大丈夫」
 

細川和輝記者

2022年7月6日 16時18分

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