憧れの地で3連勝を目指す

　8月12日から小倉競輪場でミッドナイト競輪F2シリーズが開催される。メインは1、2班戦だが、今開催の注目は121期の新鋭・後藤大輝だ。本格デビュー戦の奈良ミッドナイト、そして前回の別府と2場所連続で完全優勝を飾っており、今シリーズでの特別昇班に期待がかかる。

　「小倉は試験以来。乗ってみてからだけど、軽いイメージがある」と久しぶりの小倉バンクのイメージを語る。
　「高校時代は長い距離を踏んでいて、アマチュア時代にスピードも付いてきた。レースを走って経験を積んでいきたい」と持久力とスピードの両方を合わせ持っている。
　「（本格デビューしてから）ほぼ先行（別府の準決勝だけまくり）です。奈良は上がりタイム（初日9.5秒、準決9.3秒、決勝9.5秒）も良かった。別府の決勝も11.3秒で逃げ切りました」と好タイムの先行逃げ切りが持ち味だ。
　「小さい頃に親と競輪祭を見に来ていた。競輪選手になってからの目標が、競輪祭の大舞台に立つこと」と今回はF2シリーズだが、競輪祭と同じバンクを走るだけに、憧れの地で特進を決めるべく、初日から全力疾走だ。

　後藤は4レース（21時40分発走予定）に登場。本格デビュー後は突っ張り先行も多用しているだけに、初日から別線完封の強いレースを見せてくれるだろう。