開設72周年みちのく記念競輪の決勝メンバーが出揃う ~青森競輪場~

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30連勝中の中野と地元の新山で強力タッグ
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今節2回連係して2回ワンツーの神奈川コンビが牙を剥く
スーパールーキーがS班3名に挑戦する

 9月10日(土)に青森競輪場で開設72周年みちのく記念競輪『善知鳥杯争奪戦』の準決勝が行われ、決勝戦のメンバーが出揃った。スーパールーキーの中野慎詞(岩手・121期)は30連勝を達成して決勝に進出。S班3名の機動型を相手にデビュー最速記念制覇を狙っている。決勝に勝ち上がった9名のコメントと並びは以下の通り。
【並び】
 ①中野慎詞-新山響平-内藤宣彦
 ②清水裕友-④三谷将太
 ⑨郡司浩平-③和田真久留
 ⑦吉田拓矢-⑧椎木尾拓哉  
【コメント】
①中野慎詞「S班の吉田さんを相手に逃げて勝てて良かった。ただレースはまだ終わっていないし、決勝もあって共同杯もある。今後に繋がるレースができれば。最低限、決勝に乗れた。北日本から優勝者を出せるように頑張る。ゴールするまでわからないから結果は意識せずに全力で頑張る」
②清水裕友「3日目は初日に使ったフレームに戻して感触は良かった。あの位置(新山の後ろ)が取れたのは結果オーライですけど、1着を取れたのは良かったですね。決勝は2番車を貰ったけど、スタートがあまり得意じゃないので立ち遅れないように」
③和田真久留「初日も準決勝も浩平さまさまですね。でもしっかりと自分の位置を守り切ってゴール前勝負ができているので。自分だけじゃなく、浩平にとってもこの並びが一番優勝に近いと思うので。中野君は自分と入れ違いですけどドリームシーカーの後輩。強いですけど負けないように」
④三谷将太「一人だけ根性が違うんで。単騎戦は得意だし、同級生の椎木尾が前のレースで決勝を決めていたから絶対乗るって思って走った。椎木尾と一緒に二人で走りたい気持ちもあったけど、S班に付けれるチャンスはそうそうない。二人で分かれて自分は裕友へ」
⑤新山響平「自力で戦うときとは違った緊張感とプレッシャーもあってちょっと固いですね。アップの時から重いなって感じでした。自分の記念最速優勝は1年2か月。そのあと南(潤)君に塗り替えられた。中野君はさらにそれを塗り替えてもおかしくないくらい強い。しっかりとついて行ってゴール前勝負を」
⑥内藤宣彦「ほっとしました。嬉しいですね。最後は吉田君に交わされたと思ったけどなんとかです。えっ前半は10秒6もでてたんですか? ビックリ(笑)良くついていけましたね」
⑦吉田拓矢「全力で踏まずにペースで踏んだが相手が強かった。内藤さんも強くて離れず佐藤さんもついてきて出させると厳しいからいった。感じ悪くないが、もの足りない。出し切れていない。フレームがしっくりきていない。フレームと踏み方のリズムがあっていない」
⑧椎木尾拓哉「初手は理想的な位置が取れたけど、そのあとは和田さんにも入られてしまったしミスですね。最後は一か八かでしたけど踏みました。どこまで行けるかって感じで仕掛けたのがよかったのかな」
⑨郡司浩平「連日、差されていますけど体というより自転車なので微調整しながら修正点もありつつこうしたいなっていうのもレースを走って気づくので。収穫のある3日間だったと思います。しっかりと責任を持ってタイミングで行けているので、自分の中でも評価できると思っています」

細川和輝記者

2022年9月10日 19時10分

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