1着だけど…関根健太郎は痛恨の表情 ~川崎競輪~

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関根健太郎
痛恨の面持ちでレースを振り返る
準決勝のレースを猛省

 川崎ミッドナイト競輪は10日(土)に2日目が行われた。地元の関根健太郎(神奈川・100期)は準決勝を1着で突破したが、喜びは一切なし。番手の渡邉晴智(静岡・73期)が4着に沈んでしまい、痛恨の表情を浮かべた。

 前受けの関根は、赤板で上昇してきた松本卓也を突っ張って切らせない。打鍾目掛けて菊池翔が叩きにいくと、今度は出させて3番手を確保。ここまでは思惑通りに事が進んだ。が、松本の巻き返しが予想よりも早かったことで、全ての計算が狂った。
 「中団を取るまでは作戦通りだったんですけど。菊池君は昨日(初日)も流していたし、今日(2日目)も流すだろうなとは思っていた。けど、松本さんは赤板で結構脚を使っていたから来ないと思ってしまった。来たのが分かったけど、自分も脚を使っていたし、迷いと、焦りで見てしまった。本当なら合わせて出ていかないといけなかったです」
 松本と菊池でもがき合う形となり、関根自身は立て直して直線で強襲して1着となったが、番手の渡邉を連れ込むことはできなかった。「(渡邉)晴智さんに申し訳ない」と、意気消沈。それでも大事な地元戦。最後には気持ちを切り替えた。
 「もう、こうなったらしっかり優勝を狙うしかない。晴智さんとは、来月の静岡でも一緒なんです。その時に挽回できるようにしたいです」
 準決勝の失敗は、決勝で勝って取り返すしかないだろう。今度こそは、ファンの期待にもしっかりと応えるつもりだ。

熊谷洋祐記者

2022年9月11日 01時18分

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