A級決勝は機動型がそろい激戦模様 ~立川競輪場~
若きPIST6チャンプの連係に期待
9月28日(水)から開催されている立川競輪F1シリーズは9月30日(金)に最終日を迎える。
8RではA級の決勝戦が行われる。4人が勝ち上がった関東勢の並びに注目が集まったが、鈴木薫(東京・115期)―寺沼伊織(東京・115期)の地元勢と木村皆斗(茨城・119期)―中島詩音(山梨・119期)は二手に分かれた。
木村と中島は初連係だが、同期の関係だけでなくアマチュア時代からの旧知の仲で巧連係を期待できそうだ。
前を回ることになった木村は「詩音さんが後ろなのは安心できる。最終4角では前にいて、2人でゴール前勝負できるように走りたい」と積極策を匂わせており、別線を出さない構え。
今回が自身2度目の番手戦となる中島は「小林令(山梨・109期)さんと併走練習もしているし、ヨコの動きは問題ない。皆斗は高校時代から知っているし、弟みたいな存在」と信頼する後輩に前を託し、援護にも自信をのぞかせる。
中島は続けて「PIST6ではライバル」と話したように、木村と中島は9月のサードクォーター PIST6カップ1の決勝でも鎬を削っている。しかし「今回は仲間だし、好きに走ってもらえればいい」と今度は競輪でラインがある戦い。両者ともにPIST6では2度のタイトルを確保しており、潜在能力は非凡なものを秘めている。勢いがあるPIST6チャンピオンコンビの連係に期待せずにはいられない。