中野慎詞と新山響平がリベンジを誓う! ~立川競輪場~

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渡部幸訓(左)、新山響平(中)、中野慎詞(右)
強固なラインで上位独占を目指す

 9月28日から立川競輪場で開催されているF1シリーズは明日30日に最終日を迎える。メイン12レースのS級決勝戦は北日本勢が中心となる。今月頭に開催された青森記念決勝では好連係とはいかなかった中野慎詞(岩手・121期)と新山響平(青森・107期)。その時の以来の連係となり、互いにリベンジを誓った。

 準決勝で逃げて2着となった中野は「緩んだところで仕掛けることができたし、出切ってからもペースに入れて走ることができた。作戦を立ててくれた先輩の渡部(幸訓)さんに感謝です。(新車は)先行でも大丈夫そうですね」と初日ようなまくりではなくしっかりと主導権を握って別線を封じたことで手応えがあった様子。
 
 「青森では自分がしっかりとレースができずに(新山に)迷惑をかけたのでその時のリベンジですね。ラインから優勝者を出せるレースをしたい」と心残りとなっている青森記念決勝のリベンジを果たすために決勝も風を切る。

 番手を回る新山は「準決勝は初日特選と違う戦法(逃げ)で勝ち上がれたし、体の反応も良い。走っていてかなり良かった」と好感触を得て決勝に勝ち進んだ。
 
 「(中野とは)青森以来ですね。同じ失敗はしないように。番手を回らせてもらうからにはしっかりと援護してワンツーが決まるように」と集中力を高めて挑む。
 
 「中野君には連勝も途切れたんだし、俺は連勝なんだからキップ良くいけよって言っときます(笑)」と冗談を飛ばす余裕もある新山だが、「(HPCJCは)普段練習させてもらっているし、その成果を出して恩返しできれば」と最後に意気込みを語ってくれた。

池端航一記者

2022年9月29日 19時27分

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