『ゴールドカップレース』決勝メンバーが出揃う ~京王閣競輪場~

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相性良い吉田選手を目標に埼玉勢に立ち向かう坂井選手
関東勢は大挙8名が勝ち上がりガチンコの別線勝負

 10月31日(月)に京王閣競輪場で『ゴールドカップレース』の3日目が行われ、地元地区の意地を見せた関東勢は8名が決勝への切符をつかみ取った。埼玉勢は4車で結束し、茨栃勢と地元の高橋築が3車ラインを形成。群馬の佐々木悠葵は単騎戦となり、南関から唯一勝ち上がってきた北井佑季も単騎で孤軍奮闘。決勝の並びとコメントは以下の通り。

【並び】
⑤森田優弥-①平原康多-⑦宿口陽一-⑧中田健太
⑨吉田有希-②坂井洋-⑥高橋築
③北井佑季
④佐々木悠葵
【コメント】
①平原康多「(森田と北井で)すごい主導権争いをしていた。最近はなかなかああいうのを見ることがないので、シビレましたね。とにかく(森田が)すごかった。連日、目標がいるレースですけど、それなりに対応できているのかと。いまの記念で決勝に乗ることは簡単ではないので、(埼玉4人の優出は)価値があると思う。森田君の番手」

②坂井洋「吉田君のホームでのダッシュに遅れそうになった。そこだけ危なかったけど、そこ以外は冷静に踏めました。ただ平原さんならあれを残せたのかなと思うので。体はどんどん良くなっていますね。吉田君の番手」

③北井佑季「森田さん、隅田(洋介)さんどっちもまくりは強烈なものをもっているし、自分はあそこで行くしかなかった。なんとしても先行選手の役割として、あそこでしっかりと出切ってという気持ちで。結果的には後ろがもつれて残念な結果に。決勝に乗る目標を掲げていた。(繰り上がりでも)どういうあれでも、達成はできた。単騎でも自力」

④佐々木悠葵「凄く緊張しました。狙われる位置だと思ったので。併走になっても邪魔はしようと思いました。4車で並んでいたので、(番手から出て)いかないと後ろの先輩たちにチャンスがないと思ったので。河合さんが頑張ってくれたおかげ。単騎でも自力」

⑤森田優弥「初手の並びがちょっと違ったけど、作戦通りにいって良かった。北井さんと力勝負ができたのは良かったですけど、出られてしまった。そこは今後の課題です。(そのあとは番手に飛び付いて)なんとか対応ができた。脚もいいし、気持ちも入っている。自力で」

⑥高橋築「しっかりと内を締めて3番手の仕事に専念した。日に日に良くなっている。大学時代から練習していて、地元である京王閣の記念で決勝に上がれてよかった。茨栃勢へ」

⑦宿口陽一「終始余裕があった。気持ち的に苦しい部分も合ったんですけど、そういう意味で気持ちも入りました。河合君も地元なのにああいう戦法を取ってくれて。3人で乗れたので本当に河合君には感謝しています。ここ最近の中では体は一番良かったと思う。平原さん」

⑧中田健太「河合君の気持ちが勝っていましたし、強かったですね。みんな脚を削られていましたし、自分は追走する能力だけで戦ってきているので。後ろを気にしすぎてもダメなので、宿口さんの後輪だけ見ていました。埼玉4番手」

⑨吉田有希「連日前からでうまくいっていたので全ツッパ(突っ張り)でいこうと。疲れはないけど心の疲れがある。連日2周だったので。でも今日はペースだったので楽でした。自力」

細川和輝記者

2022年10月31日 18時48分

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