松岡貴久が太田海也との連係を振り返る ~取手競輪場~

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太田海也(左)と松岡貴久(右)が健闘を称え合った
太田の経験の乏しさを嘆いた

 11月22日から取手競輪場で開催されているF1シリーズ『KEIRINフェスティバル』は初日が終了。8レースでスーパールーキー太田海也(岡山・121期)が一時は内に包まれる展開も力で別線をねじ伏せた。その太田の番手を回っていた松岡貴久(熊本・90期)が強さと現状を語ってくれた。

 「同県の先輩だったり周りから色々と言われているのかもしれないけど、もっとシンプルに走っても良いんじゃないかなって思いましたね」とまずは率直は感想。

 「無理にラインを連れて行かなきゃって感じがある。それも良いと思うけど、やっぱり後ろをぶっちぎるレースとか見たいじゃないですか。まあ太田君の場合は全然、競輪を走っていないから仕方ない部分もありますよね。場数が少なすぎますもん」と圧倒的な強さで勝つところも見たかった様子だが、競輪経験の乏しさも重々承知していた。

 「まだ太田君は体が出来上がっていないのか、軽いのかわからないけど、トルク自体が軽い感じがしましたね。今の感じだと(中川)誠一郎さんや、(山崎)賢人クラスではないのかなって思いましたね」と3つのG1タイトルを獲得した中川誠一郎(熊本・85期)と太田と同じナショナルチームに所属する山崎賢人(長崎・111期)を例に出して太田の現在の力を語ってくれた。

 最後に「初日に太田君に付いた俺と後ろの稲吉君はルーキーチャンピオン(若鷲賞)を獲ってますから、彼もそうなればね」と他地区のスーパールーキーの今後の活躍に目を細めた。

池端航一記者

2022年11月22日 16時33分

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