地元師弟が決勝も連係 ~松戸競輪『吉井秀仁杯』~
吉井一門が牙城を守る
松戸ナイターF1『第21回吉井秀仁杯』は19日(木)に最終日を迎える。S級準決勝でワンツーを決めた地元の野口裕史(千葉・111期)と、武井大介(千葉・86期)は決勝でも再連係。吉井一門の牙城を守るべく、決勝も強敵に立ち向かう。
準決勝の野口は前受けから突っ張り先行。3番手のもつれはあったものの、誰にも反撃を許さずに堂々と押し切った。番手で続いた師匠の武井は愛弟子の成長に目を細める。
「もう、心配したのは残り2周半のところだけでしたね。そこさえ突っ張っちゃえばあとはカカっていくからね。でも、そこの踏み上げもすごかった。強くなってますよ」
決勝は内藤秀久(神奈川・89期)が3番手を回り、師弟コンビは再連係が叶った。思い入れの強い師匠の冠杯に決勝まで進んだが、あくまで平常心でこう話す。
「差したら優勝?どうだろうね(笑)。準決が2周半から行ってくれて差せてないから、もっと長い距離を行ってもらうわけにもいかないからね(笑)。野口とワンツーが決まれば最高だよね。そうなるように頑張りたい」
「自分は武井さんの前で頑張るだけ」と話す野口はいつも通り先行しか頭にないだろう。『吉井秀仁杯』の決勝で『吉井一門』がゴール前勝負。そんなハッピーエンドに期待したい。