豊橋記念2日目は雪でバンクが真っ白に ~豊橋競輪場~

photo-57155
ギリギリ4着での勝ち上がりながら気持ちは切れていない
photo-57156
バンク内の芝生が雪で覆われた白くなっている
デビュー23年目の地元の吉田敏洋ですら初めての経験

 1月27日(金)に豊橋競輪場で開場73周年記念『ちぎり賞争奪戦』のシリーズ2日目が行われた。午前10時過ぎから降り出した小粒の雨が1レース前には雪へと変わり、バンク内が真っ白に。7レースに出場した地元の吉田敏洋(85期・愛知)にとっても初めての経験だった。
 
 「20数年、競輪をやってきてこんなのは初めてですよ…。いくらこの時期の豊橋が寒いと言ってもこんなに雪が降るんですね。去年は土砂降りの雨の中で走ったけど、まさか今年は雪とは。ここまで凄いのは初めてだったしビックリしましたよ。連に絡めず申し訳なかったですけど、なんとか4着でしたけど勝ち上がれたんで。いつもの(山口)拳矢ならジャンからホームくらいで仕掛けていたと思うし、このコンディションですからね。難しかったと思う。もし中途半端に仕掛けてもダメだったと思うし、脚をためてためての仕掛けが結果的に功を奏したのかもしれない。これで2人とも飛んでたらもちろんダメですけど。2人で上がれたんで。今日は仕方ないと思って気持ちを切り替えて。また明日頑張ります」
 
 昨年名古屋で行われた共同通信社杯の最終日以来で連係した山口拳矢とワンツーを決めることはできなかったが、気持ちの切り替えはすでに済んでいる。71周年大会の覇者でもある吉田敏洋は金子貴志が制した68周年大会から全て決勝に勝ち上がっている(70周年大会は同じ年にG1が行われたため行われず)。準決勝はS班の古性優作の番手からチャンスを窺い、地元の意地で今年も決勝進出を狙っている。

細川和輝記者

2023年1月27日 19時35分

開催情報

ページトップへ