中村浩士が地元で節目の400勝! ~松戸競輪場~

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中村浩士(左)、根田空史(右)で400勝の記念撮影
弟子の根田空史とは16度目のワンツー

 1月30日(月)から松戸競輪場で開催されているF1ガールズシリーズ『ジャパンカップ×HPCJC』は初日が終了。予選メインの第11レースでは地元の中村浩士(千葉・79期)が弟子の根田空史(千葉・94期)の番手から節目の400勝を達成した。

 レースは打鐘で先行態勢に入る原口昌平に日野博幸が襲い掛かって最終ホームは踏み合いに。展開を味方につけた根田空史がロングまくりを放つと中村浩士がゴール前で僅か(タイヤ差)に交わした。

 「(400勝は)意識していたというか、通過点と思ってやってきていたけど、1着が取れなくて…。このままズルズルいってしまうと思ったけど、地元で弟子の根田の先行(結果はまくり)で400勝の節目を取れたことは感謝したいですね」と昨年11月の和歌山F1準決勝の1着から足踏みしていたが、弟子との16度目のワンツーで節目を達成したことに感無量の様子。

 「(お客さんからの)応援の声も感じていたし、まずは(根田に)付いていくこと。脇も締めて何が何でもの気持ちで付いていった」とファンからの声援を力に変えて全神経を集中させて好連係を決めた。

 「去年はずっと悪くて失格もするし、今期から2班の格付けになってしまった。(今年から)奮起しないとと思って(前回)今年初戦を走ったのにまた失敗してしまい、股関節も痛めてしまった。でも諦めずに、練習仲間も大丈夫だって言ってくれていた。根田と共にやってきたからこそ、この400勝は思い出に残る」と昨年1年間は苦しんだが、周りの仲間の支えられて、そして弟子と共に二人三脚で歩んできたからこそ、ひとつひとつの言葉を噛みしめた。

 「前回の松戸F1(決勝)は吉井秀仁杯で野口(裕史)と武井(大介)の師弟ワンツー。今回は鈴木誠杯なので、吉井杯に続けることを思い描いて締めくくれたら」と1月19日にワンツーを決めた野口と武井のように、決勝で再び根田と連係して好結果を実現させるためにもまずは準決勝で深谷と呼吸を合わせる。

池端航一記者

2023年1月30日 18時08分

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