脇本雄太はGP王者の実力を見せつけるか

　第７回ウィナーズカップ（GⅡ）が３月１８日から別府競輪で４日間に渡り行われる。当大会の特色として初日特選や、出場メンバーの選考基準に１着数という項目があり、フレッシュな自力選手が数多くそろった。初日からハイスピードバトルが繰り広げられそうだ。

　１２レースにGP王者の脇本雄太が登場。今年は破竹の勢いで１着を量産してきたが、２月の奈良記念初日終了後に欠場。前回の全日本選抜では決勝進出を果たしたもの、満身創痍の中での戦いだった。今回も松山記念を腰痛で欠場した後で状態が気がかりだ。

　「全日本が終わってから治療をしたけど、完治とまでとはいかない。改善したって言いたいんですけど、、、悪くなっている感じがある。なんとかレースを走って払しょくしたい気持ちはあります。治療メインでやってたので、どうしても練習量は落ちてますし、仕上がりとしてもそこまではっていう感じですね。自分が求める質の高い練習はできていない。（優勝した1月の豊橋記念の）その辺りと比べても、どうしても劣るかな」と不安要素も残している。

　脇本の求めるレベルは高いところにあるだけに、それでもファンの期待は集まるだろう。初日特選の競走に注目したい。