二次予選は気心知れる同級生と連係

　5月18日（木）から宇都宮競輪場で開催されている開設74周年記念『宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦』G3は初日が終了。第7レースに出走した橋本瑠偉（栃木・113期）は昨年2月に栃木に移籍してから初めての地元記念で白星スタートを決めた。

　「（1着スタートで）良かった。藤根君と上野君は強いけど強気にいけば調子が良いからいけるかもとは思っていた。強気にいってよかった。藤根君は中団にこだわるだろうと。出切ったときにモニターを見て、あとはペースで駆けようと。上野君が見えたのでペースを上げてそこからは踏み上げていくイメージ出踏んだ」と想定通りの展開と理想の走りで逃げ切った。
　「ただバンクが重くて思ったよりも踏み上がらず。中川さんが仕事しているのが見えたので最後まで頑張るだけだと。ラインのおかげです」と番手を回った中川の援護にも感謝した。

　「眞杉から『地元で本命に推されたってことはわかっているよね？』って言われました(笑)」と同期で日頃から汗水流している眞杉からプレッシャーを与えられていた。

　「みんな特選に乗っているからみんなに追いつかないと。自分が栃木を引っ張っていきたいので。移籍してみんな仲良くしてくれてみんなも応援してくれている」と栃木を代表する先行屋になるためにも日々、精進している。
　
　「明日（二次予選）も出し切るしかない。記念開催で準決勝に上がったことがまだないからそこを目指していきたい」と前回のG1では逃げ切りなど着実に力を付けているだけに二次予選も力強い走りでクリアしてくれそうだ。

　二次予選は同級生の坂井洋と連係。坂井は「瑠偉にはスプリント勝負で負けたこともあるし五分。連係は今回が初めて」と互いに力を認め合っている。自信を深める橋本が再び豪快な仕掛けで地元ファンを沸かしてくれそうだ。

　橋本と坂井は9レースに出走。発走予定は14時42分となっております。