５年ぶりとなる名古屋記念で白星スタート

　7月27日（木）に名古屋競輪場で行われた開場74周年記念『金鯱賞争奪戦』のシリーズ初日に36歳の誕生日を迎えた地元の岡本総（105期・愛知）が橋本優己を的確にリードして白星を奪取。69周年記念以来となる名古屋記念で好スタートを切った。
　
　スタートでけん制が入り橋本優己が前を取らされる形となったが、残り2周手前から誘導員のと車間を空け始める。格清洋介が先に動いて待っていた坂本周作を叩いてでたが、橋本優己が打鐘から素早く巻き返してレースを支配。7番手に置かれた坂本周作が最終ホームからまくり上げてきたが、格清洋介に合わされて外に浮く。余裕を持って橋本優己をリードしていた岡本が別線を警戒しながら直線で鋭く抜け出した。
　「緊張しました。（岡本が）すかさず行ってくれて、3人で出切れたのがわかったので。バックでちょっと来ているのが見えたんですけど、橋本君が踏み直してくれたので。自分が仕事をすることもなく、全部やってくれました。（調子が上がってきている要因は）暖かくなってきて体が動くようになったからですね。自転車とかはなにも変えていないです。（誕生日で）1着スタートを切れたんで、この流れをきらさないように頑張りたい」
　
　直前に吉田敏洋病気欠場となってしまったが、今開催に出場中の地元の６名は２日目以降も集中力を切らすことなく一丸となって存在感を示す。
　

• 選手詳細データ

• 
  岡本総 選手愛知・105期