山口富生・拳矢の師弟連係!! ~川崎競輪~
2度目の連係が決勝で実現
川崎競輪ナイターF1は9日(月)に最終日を迎える。S級決勝戦12レースには山口拳矢(岐阜・117期)と、山口富生(岐阜・68期)の師弟コンビがそろって優出。2度目となる師弟連係が決勝戦で実現した。
準決勝12レースを制した拳矢は「(川口)聖二さんと決められなかったのが」と反省。それでも、最終ホームで取鳥雄吾のカマシにスイッチした動きや、外併走から中団を決めてから追い込んだ出脚の鋭さは見事。前回からの修正はきっちりと果たせている。
「感じは良いっすね。中団併走の勝負がなかなか付かなくて仕掛け遅れてしまった。踏み出した瞬間は届かないかと思ったけど、自転車は伸びてくれたので。1番車をもらえると思ってなかった。車番を生かして臨機応変に組み立てたいですね」
また、10レースは叔父で師匠の山口富生が窓場千加頼のまくりに続いて2着で決勝進出。5月高松以来の優出を決めて、弟子との連係につなげた。
「ずっと決勝に乗れてなかったし、このまま決勝に乗れないで終わるのかと思ってた。このメンバーで決勝に乗れるとは。拳矢とは6月の大垣記念で付いただけ。あいつは感性に任せて走った方が良いタイプだし、全部任せるよ。もしなんかの奇跡が起きたら差せるかな(笑)」
川崎バンクがリニューアルして最初の開催は、新ダービー王が師弟ワンツーで締めくくる。