地元記念初挑戦中の岸田剛が準決勝に進出 ~福井競輪場~

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同門の脇本勇希(左)と岸田剛(右)がタッグを組む
同級生でもあり同門の脇本勇希とともに準決勝に挑む

 7月21日(日)に福井競輪場で行われた開設74周年記念『不死鳥杯』のシリーズ2日目の8レースに登場した岸田剛(121期・福井)が自慢のスピードを生かした仕掛けで別線完封に成功。番手を回った東口善朋の援護もあったが、打鐘手前から踏み込んでからはゴールまで全開で踏み切った。
 
 「もう緊張でガチガチでした(苦笑)」と振り返る初日は別線にも警戒されていたが、焦りのあまりに強引に仕掛けてしまい援軍を失う形で苦しいレースとなってしまったが、2日目は落ち着きを取り戻して自分の力を出し切ることに徹して結果を出した。
 
 「初日が終わってから脇本(雄太)さんにアドバイスをもらいました。緊張はしましたけど、初日よりも落ち着けたと思います。初日はちょっと緊張の方に傾いてしまっていたので、呼吸法を取り入れたりして落ちつけるように。二次予選は細切れだったので、切って切っての展開でその上を行ければって思って走りました。下手に流して失敗するのも嫌だったので。トップスピードまで一気に上げて、そこからはどこまで持つかっていう感じで走りました。東口さんに残してもらえて2着に入れて良かったです。準決勝の相手はもっと強くなると思うので、正直、今の力を150、160%出さないと勝負にならないと思うんですけど。力を出し切って負けたらまた練習して力をつけていくしかないと思って頑張りたいですね」 
 
 練習では同県の寺崎浩平らと同等ともいえる10秒台中盤のタイムをバンバン出しているという岸田剛。直近の競走得点は100点でもポテンシャルの高さは計り知れない。二次予選終了後には「脇本(雄太)さんと連係できたらうれしい」と話していたが、準決勝は弟の脇本勇希とタッグを組むこととなった。
 
 「僕が(脇本勇希の)前で頑張ります。連係するのは初めてですね。練習ではいつも一緒にやっていますけど。同じ開催になること自体が少ないので」
 
 偉大なる師匠との連係はお預けとなったが、弟の勇希とともに持てる力を振り絞って強敵に挑戦する。

細川和輝記者

2024年7月21日 18時32分

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