九州地区初のGⅢナイターが開幕 ~別府競輪場~

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小岩大介(左)阿部将大(右)の地元コンビが強敵に挑む
初日特選は地区を越えた熱い連係が実現

 7月25日から別府競輪場で開設74周年記念「オランダ王国友好杯」が開幕。九州地区で初めでになる4日制のGⅢナイター。初日特選は地区を越えたサプライズの〝熱い〟連係が実現した。

 オールスターファン投票1位の古性優作には成田和也がつけることになった。古性は「成田さんと連係してみたかったし、番手についてもらいたかった。好きな選手ですし、めちゃくちゃうれしい。職人の感じが好きですし、侍みたいです」と連係を大歓迎。成田は「今の強い古性君につけるのは大きい意味をもつ。見るのと、つけるのは全然違うし、しっかり走って感じたい」と昨年のMVPをマークすることで得られるものは大きいと感じている。

 昨年のグランプリ王者の松浦悠士には同期の武藤龍生がつける。松浦は「中四国がいなかったので、龍生がついてくれないかなと思っていた。任された以上は自力でしっかりと動きたい。SS2人に阿部君もいるし、相手は厳しいが仕掛け所を逃さないように」と語った。武藤は「同期同級生の松浦君についていいか、聞いて、大丈夫だったのでつけます。番手に競りにいったことはあるけど、連係は初めて。同期で引っ張ってくれているし、いい連係をしたい。気持ちが入ります」と、同期で相思相愛だった。

 即席ラインでもビッグネームの連係だからこそ注目は集まる。

 迎え撃つのは地元勢だ。阿部将大は「昨年(初日5着で途中欠場)のも含めて頑張りたい。地元ですし、最低でも決勝に乗りたい」と気合い十分。「寝る時間を早くして20時半か21時には寝ています。その日の疲れをその日にとれるようにして睡眠の質が上がった。ナイターの時間ですけど、その時に眠くなることはないですよ(笑い)。調子がいいので、練習もいつもより楽しくできている」と好調の要因を語った。

 

小山裕哉記者

2024年7月24日 18時03分

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