渡邉一門が気はくの走りで1次予選突破 ~静岡競輪場~

地元静岡からは8名全員が勝ち上がる
2月13日に静岡競輪場で開設72周年記念 『たちあおい賞争奪戦』の初日が開催された。渡邉一門からは、師匠の渡邉晴智を含め渡邉雅也、長田龍拳の3名が参戦。渡邉雅也は6Rに登場し日高裕太を目標に差し切りワンツー、7Rは長田龍拳-渡邉晴智の連係で昼田達哉の強襲には屈したもののツースリー決着で、3名全員が2次予選へと駒を進めた。
6Rで見事に1着スタートを決めた渡邉雅也は「日高が無理くり行くっていうパワーでしたね。ずっと余裕があったので感じはいいです。ニュートラルに入っていたし、ゴール前はもっと落ち着いて踏めばよかった。残そうと思っていてギリギリまで待っていてそうしたら日高が踏み直していて焦りました。抜けてよかった。日高が気持ちいい先行をしてくれましたね。後ろは楽だったけど、自分も力は入ります」と気迫のこもったレースを披露し、手応えも良好な様子。
7Rで初めて師匠を背にレースに挑んだ長田は「師匠との連係は初めてだし、だいぶ緊張しましたね。初手は前か前中団かで、出れたら別線は出させないつもりだった。そこからは何とか(師匠と2人で)勝ち上がれるようにと思って踏んでいた」と緊張の一戦を振り返り、師匠の渡邉晴智は「(長田が)行くって言っていたし(いい意味で)何もないです。正直追走で一杯でした。(6Rで渡邉雅也が寸差しを決め)あのイメージでいったけど、外にはずして一杯でした。(ファンの)声援が大きかったけど、前のレースで雅也のマイクパフォーマンスが10点ぐらいしかなかったので(笑)。しっかり明日以降も地元勢で勝ち上がれれば」と晴智節を交えつつも、弟子2人の活躍を称えた。
2次予選は長田龍拳-渡邉雅也の同門連係が実現。嘉永泰斗や坂井洋といった強敵を熱い絆で迎え撃つ。