安部貴之が通算300勝を達成 ~名古屋競輪場~

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安部貴之
笑顔で300勝ポーズを決める安部貴之選手
初日のリベンジで同県の原大を目標に節目を達成

 3月2日に名古屋競輪場で行われた開設75周年記念『金鯱賞争奪戦』のシリーズ2日目の4レースで安部貴之(92期・宮城)が節目となる通算300勝を達成した。

 2日目は初日にも連係して共倒れに終わってしまった同県の原大智との再タッグ。脚力拮抗の細切れ戦であったが、タイミングを見極めて豪快にまくった原の仕掛けの乗ってゴール線を一番に駆け抜けた。
 「昨日も原君は頑張ってくれましたし、(今回を含めて)連係した3回とも頑張ってくれたので。今日は拮抗していたので。(原)本人も(先行の)決まり手がなくなってきて、先行したいけど結果が伴わない感じで迷いとかもあると思うんですけど。やっぱり先行選手なので、ポテンシャルも高いですし。強かったですね。300勝頑張れって応援もなんにんか聞こえたので。ホームに一人、1コーナーに一人、バックに一人くらいですかね? 2、3人でしたけど良かったです(笑)」
 
 共同インタビュー会場で笑いを誘いながらレースを振り返ってくれた安部。長らくラインの先頭で自在に立ち回ってきた安部であるが、今年の8月に42歳の誕生日を迎える。競輪のレベルがどんどんと上がっていく中で、追い込みの技術を磨きながら食らいついていく。
 
 「今年に入って(F1シリーズの)予選はなんとか突破できているんですけど、決勝に上がれていないんで。層が厚いんですけど、そこを乗り越えていかないと。大槻(寛徳)さんたちも頑張っているんで。自分もそこを目指していかないと」
 
 特別競輪からは5年以上遠ざかっているが、再び大舞台に戻れる日を目指して目の前の一戦に全力を注ぐ。
 

細川和輝記者

2025年3月2日 12時57分

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