杉山悠也が差し切りV ~小倉競輪場~

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杉山悠也
降級後初優勝をつかみ取った
「佑来が強すぎた」

 3月10日から小倉競輪場で開催されているF2ミッドナイト競輪は12日に決勝戦が行われた。第9レースのA急1、2班戦決勝は杉山悠也(秋田・89期)が降級後初優勝を達成した。

 三度連係した木村佑来が正攻法から、連日同様の突っ張り先行。ハイペースで駆ける木村を相手に別線の巻き返しは及ばず、4角ハコ展開を迎えた杉山悠也がゴール前で差し切った。

 「良かったです。(木村)佑来のおかげ。本当に強かった。離れるかと思った。初日、2日目と違って、半周ぐらい早めに仕掛けた感じでしたね。別線が仕掛けてくると思っていたんでしょうね。彼は強すぎる。彼と連係するのは少しの間良いかなって感じです(笑)。強すぎて体に悪い(笑)。もう少しもつれるレースが好きなんですけど。佑来が早く駆けてくれて、最後、タレる感じになったから自分が押し出される感じになって差せた」とレースを振り返った。

 今開催優勝したことは普段の優勝以上に意味がある様子。
 「高校1年生の息子が25日からここ(小倉競輪場)で行われる全国高等学校自転車競技大会に出るんですよね。かなり厳しくトレーニングさせているので、そこそこ良いところまでいくと思うんですけど。この時間なので、リアルタイムでレースは観ていないと思うけど、息子が頑張るバンクで優勝できて良かった」と高校1年生の息子にも刺激を受けている様子。息子に負けじと、父親もここから白星を増やしていく。

池端航一記者

2025年3月12日 23時27分

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