第80回日本選手権競輪 郡司浩平が初日の特別選抜予選を制す ~平塚競輪場~

隙のない立ち回りを披露して別線を攻略
5月1日に平塚競輪場で第80回日本選手権競輪が幕を開けた。初日のメイン11レース特別選抜予選は地元の絶対的なエース郡司浩平(99期・神奈川)が別線の動きを冷静に見極めて絶好のポジショニングから鋭いまくりを披露して別線攻略に成功。同期で同県の和田真久留とワンツーを決めて、4日目に行われるゴールデンレーサー賞への切符をつかみ取った。
正攻法に構えていた犬伏湧也が赤板手前から上昇してきた山口拳矢を突っ張ると、新山響平がすかさず巻き返して打鐘手前で先頭に躍り出る。郡司浩平は判断よく北勢の後ろまで追い上げていくと、併走を嫌った犬伏が車を下げる形となり、郡司が軽々と3番手の位置を奪取する。新山が最終ホーム付近からスタンディングで一気にペースアップしていったが、車間を空けて間合いを図っていた郡司が最終2コーナーからまくりを発動。阿部拓真のブロックを警戒してイエローライン付近を踏み込んでいった郡司が、逃げて抵抗する新山をのみ込んでゴール線を一番に駆け抜けた。
「犬伏(湧也)が前でトントンって新山(響平)を行かしちゃったら、7番手になっちゃうんでどうしようかなって考えていました。自分も先に切れるようなイメージではいたんですけど(犬伏が)突っ張ったんで、新山を行かしてそのラインに付いてって感じにしました。(3番手の)そこで叩きに行くかどうかは、犬伏の引き具合のスピードでと。もう引きそうな感じだった。本当はジャン過ぎの4コーナーくらいで(仕掛けて)行ければ、岩本(俊介)さんも楽だったんでしょうけど。(新山が)ダッシュがあるんであんまり早めでも合わされちゃうかなと。(前のラインが)2車っていう仕掛けのポイントだった。3車だともう少し早く仕掛けなきゃとかですね。(1走して)体もいいですし、気持ちも思った以上にリラックスして、気負い過ぎずに走れている。あとは結果が出てくれたことが、なにより気持ち的に一番楽になりました」
開催前から郡司は「6日間という長丁場。シリーズを有利に進める意味でも一走目が大事になる」とシリーズ初戦に照準を定めていた。久しぶりの実戦となったが、レース勘の不安もなく、仕上がり自体も申し分なし。思惑通り4日目のゴールデンレーサー賞へと勝ち上がり、シリーズを有利に進める。

細川和輝記者
選手詳細データ
郡司浩平 選手 神奈川・99期
















