第77回高松宮記念杯競輪が開幕 ~岸和田競輪場~


「このスーツは3年前に優勝した時にも着てきた」
6月16日に岸和田競輪場で第77回高松宮記念杯が幕を開ける。地元のS班・古性優作(大阪・100期)はひと際目立つスーツを身にまとって前検日入りをした。
「このスーツは3年前に優勝した時にも着てきたやつで、このスーツを着るのもそのとき以来です。今年もまた優勝したいなと思って着てきました」
ゲンを担いで真っ白なスーツで登場した古性。昨年は大会2日目に恩師の郡山久二氏(大阪55期=享年60)が亡くなり、翌日には古性のもとに訃報が届いた。決勝に進出しながらも優勝を成し遂げられなかった昨年の悔しさを胸に、今年こそはと恩師に捧げる3度目の大会制覇を目指している。
「昨年はいろいろあって、精神的にきついレースになったけど、今年は恩返しをしたいし、優勝して、郡山(久二)さんにいい報告ができるようにしたい」
久留米記念を腰痛で欠場している古性だが、地元のG1に向けて調整に抜かりはない。直前には岸和田に訪れていた脇本雄太や寺崎浩平らとともに汗を流し、士気を高めてきた。
「武雄は正直、重かったですね。日本選手権のあとは、休みを多めにとったので、練習不足もあったのかなと。脇本(雄太)さんや寺崎(浩平)君も来たので、一緒に練習しました。脇本さんとは4本一緒にモガきましたけど、一度も抜けなかった。めちゃくちゃ強かったですね」
今年行われた2つのG1は近畿勢が制している。雰囲気良く迎える地元地区のG1タイトルはもちろん譲れない。
「近畿にとっていい形でG1を走ることができている。この流れを年末まで途切れることがないようにしたい」
「近畿で全部のG1を獲りたい」。壮大なビジョンを描いている古性が近畿の中心となってシリーズを戦い抜く。

細川和輝記者
選手詳細データ
古性優作 選手 大阪・100期














