ガールズケイリン史上2人目の快挙

　6月5日に開幕した高松モーニング競輪の初日、6レースのガールズ予選1で奥井迪（東京・106期）が通算400勝のメモリアル勝利を飾った。

　レースは岩崎ゆみこ（茨城・116期）が打鐘の4コーナーから主導権を握る。5番手からすかさず反撃に出た奥井は懸命に抵抗する岩崎を最終バック前にねじ伏せると、そのまま後続の追撃を寄せ付けずに完勝。ロングまくりで圧倒的な人気にきっちり応えた。

　奥井はガールズケイリンの3期生、106期として2014年5月にデビュー。通算優勝は83回を誇る。ガールズグランプリにも4度出場するなど先行日本一としてガールズケイリンを引っ張ってきた。19年1月の高知ではガールズケイリン史上初の通算300勝を達成している。通算400勝は今年2月に決めた石井寛子（東京・104期）に続いて2人目。先行、まくりの機動力は健在だ。39歳となった今もなお、さらなる高みを目指して試行錯誤を重ねている。

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  奥井迪 選手東京・106期