高みを目指す奥井迪 ~立川競輪場~

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奥井迪
無観客だが持ち味の先行勝負で魅せた
理想の乗車フォームを求める

 5月26日(水)に開催初日を終えた立川競輪F2ガールズシリーズ。

 6レースでは当所をホームバンクとする奥井迪(東京・106期)が打鐘4コーナーからのカマシで逃げ切り白星スタートを決めた。しかし、レース後の奥井は勝利後にも表情を緩めることはなかった。その理由は、さらなる高みを目指して乗車フォームを試行錯誤している最中であるから。「セッティングは藤田剣次さんに出してもらって、もうこれで完璧。あとは自分がどう乗るかだけなんですよ。開催ごとに乗り方を変えていて、今回は踏む脚に意識を変えてみた。同じように走っているようにみえて、私の中では毎回違う私。今年に入って一度も同じ走り方をしていない」と現状を説明してくれた。
 
「サマーナイトの大舞台を一つのゴールにしたい。そこまでに戦える力を付けたい。(初日に)踏み脚を意識してみて、もうちょっとで(良い感じ)という所まできた。(2日目に)それがつかめれば、決勝(で児玉との対戦)も楽しみ」と手ごたえはある様子。

 2日目の競走で好感触を得て白星をつかめば通算で399勝。決勝で対戦するであろう児玉碧衣を破れば、地元Vと通算400勝達成の快挙となり、その先につながる道が見えてくる。

角田祐馬記者

2021年5月26日 18時49分

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