代謝回避へ藤谷はるなが奮走 ~川崎競輪場~

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藤谷はるな
追走技術は高く、位置取りが勝負の鍵に
代謝回避へ決勝進出を狙う

 6月21日(月)に始まった川崎競輪F1ガールズシリーズの初日、6レースで藤谷はるな(茨城・110期)が3着に入り、20年9月松戸以来の勝ち上がりでの確定板入りを果たした。

 正攻法に構えた石井貴子の後位をスタート争いで制して取ると、石井が逃げたことで懸命にマーク。最後の直線で高橋智香に交わされたが追走技量を示した。

 藤谷は点数を上げないと代謝制度の対象となり、引退を余儀なくされる立場にある。「(今期の)前半は大丈夫だったんですが、後半になってミッドナイトが続くようになり(点数順の車番で)外枠が続くようになったら一気に点数を落としてしまった」。今シリーズが今期最終戦の予定で、ここで決勝進出することが代謝回避への最後のチャンスだったが、まずは望みをつないだ。「狙った展開だったけど、緊張で変に力が入ってしまった。これで気持ちに余裕が持てるけど、明日が勝負なので」。決勝進出には、ポイント加算が初日より大きい2日目が大事となるが、2日目は7レースの7番車と大外の枠に。「頑張る…、頑張るしかないですね」。苦しんだ外枠で執念の走りをみせて決勝進出を狙う。

角田祐馬記者

2021年6月21日 18時00分

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