積極策で女王・石井寛子を撃破

　8月20日に取手競輪場でF1ガールズシリーズの初日が開催された。7Rにはガールズの予選1が行われて、戦歴上位の石井寛子が人気を集めたが、伏兵の又多風緑（石川・122期）がホームカマシで後続を完封し、大金星を挙げた。

　「去年の12月以来の1着だし、(石井)寛子さんに勝てたのも初めてで、すごい嬉しい。これこそ”ジャイアントキリング”ですよね。落車してからフレームがダメになって次に使っていたフレームは小さい物を使っていたんです。1年ぐらい待ってやっとLサイズの大きい物が届いて、今回はそれで走ったけど感じが良かった。まくりの練習をしていたけど、思い切って仕掛けて良かったです」

　前回のガールズオールスターでは予選3着と惜しくも準決進出を逃したが、持ち味の地脚を生かしたレーススタイルで着実に結果が出始めている。格上の石井を相手に逃げ切った今回の1勝も今後の起爆剤となりそうだ。

• 選手詳細データ

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  又多風緑 選手石川・122期