奥井迪が戦う相手は“自分” ~京王閣競輪場~

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奥井迪
力強い先行でファンを魅了する
レースでしか課題は克服できない

 5月29日(日)、京王閣競輪F1ガールズナイターシリーズ『ラ・ピスタ新橋カップ&日刊スポーツ杯』は開催初日を終えた。

 6レースでは地元の奥井迪(東京・106期)が打鐘過ぎからの仕掛けで堂々と逃げ切り人気に応えた。「(1番車の岩崎)ゆみこー、ゆみこーという声援の方が多くて。もちろん私の応援もありましたけど、(1着インタビューで)私の声援が少なかったことを言っちゃいました」と軽快なトークで笑いを誘ったが、レースの内容になるとトーンは一変。「前半は力まず行けたなと思ったんですけど、バックでは脚が一杯になっていたのでダメですね。踏み出しは楽だったんですけどね、余裕はあったと思うのに課題をクリアできなかった」と首をかしげた。

 「踏み直しがうまくできるようになればいいけど、それがなかなか難しい。簡単にできることじゃないから取り組んでいるんですけどね。無意識にできるようにならないとなんですけど、これはレースでしか克服できない。決勝は楽しく走りたいし、予選は連勝でいくのはもちろんで、明日はしっかりと課題がクリアできるように走りたい」

 結果と内容を求めて、奥井は2日目も先行勝負で魅せていく。

角田祐馬記者

2022年5月29日 21時20分

開催情報

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