ガールズケイリンが節目の10周年 ~記者会見~
アニバーサリー10thを平塚で開催
27日、東京都港区の品川プリンスホテルメインタワーで、ガールズケイリン10周年を迎える記者会見が行われた。12年7月に33人からスタートしたガールズケイリンも、179人(6月1日現在)まで選手数が増え、層も厚くなりレベルが上がった。6月29日からはガールズケイリン発祥の平塚競輪場で「オッズパーク杯 ALL GIRL’S 10th Anniversary」が開催される。1日12レース制ですべてがガールズケイリン選手によるシリーズで、総勢84人が参加を予定している。会見では、シリーズに出場する小林莉子(東京・102期・L1)、石井寛子(東京・104期・L1)、佐藤水菜(神奈川・114期・L1)とガールズケイリン1期生から6期生までの教官を務めたJKAの沖美穂さんがデビュー当時などを振り返りトークを行った。
ガールズ1期生の小林は、12年に行われたガールズケイリングランプリの初代女王。10年前にデビューした平塚を思い返し、「(2着のデビュー戦は逃げるって)決めていました。お客さんの熱気を感じて、(ガールズケイリンが)始まったんだなっていう思いでした。3年、5年でガールズケイリンは終わるって言われていたこともあって、絶対に軌道に乗せるんだっていうのがあった。(初代のグランプリ女王として)簡単に負けられないっていう思いで、この10年を走ってきました」。創成期を支えた小林は、「この先も置いていかれないように食らいついていきたい」と、4度目のグランプリ出場を見据えた。
デビューから9年連続でグランプリ出場。17年にグランプリを制して、ガールズケイリン選手としてはただ一人、通算500勝を成し遂げ最多勝の石井は、今年の獲得賞金ランクトップでもある。
「ナショナルチームのメンバーはみんな強いから、どうやったら勝てるかを考えています。ファンの方たちがいるかぎり頑張っていきたい。いままでありがとうございます。これからの10年も応援よろしくお願いします」と締めた。
先のインドのアジア選手権のケイリン種目で金メダルを獲得、昨年の世界選手権でも同種目で銀メダルに輝いている佐藤は、ナショナルチームでの活躍も目覚ましい。
「この先、50年、100年を考えた時に、歴史の1ページに残れる存在になれたらいいなと思います」
4月の岐阜以来となるガールズケイリン参戦。地元シリーズでのパフォーマンスが注目される。