完全Vへひた走る奥井迪 ~京王閣競輪場~

photo-49042
奥井迪
練習の成果を実感しての勝ち上がり
馴染みの店の冠杯で気合十分

 9月2日(金)から京王閣競輪場で始まった『Sちくま杯&大柴杯&デイリー杯』F2ガールズシリーズが4日(日)に最終日を迎える。

 今シリーズのガールズケイリンをけん引している奥井迪(東京・106期)は、まくって、逃げて順当に連勝で決勝へと駒を進めた。初日のあとには「踏み出しを意識した練習の成果が出ている」。2日目のあとには「長い距離をペースで踏む練習をしていてイメージ通りに走れた」と、直近の練習の方向性を確認するかのように、レースで力を発揮している。とくに2日目の正攻法からの逃げ切りについては「上のレースでは誰もSを取りたがらない。だからそこを逆手にとれるようにできたらと思った。こういう先行ができないと上では通用しない。でもこれで逃げ切れたら相当カッコイイですよね」と大舞台を意識した新たな戦法だ。

 奥井のホームバンクは立川で同じ地元なら京王閣より立川に思い入れが深い印象だが、今回は別。冠にある大柴杯こと「やきとりおおしば」は奥井がよく行く馴染みの店で、前検日から「今回はおおしば杯なので気合いが入ります。最終日にはお店の人も見に来ると言っていたので良いところを見せられるように」と熱い思いを語っていた。決勝でも力強い走りで優勝へ突き進む。

角田祐馬記者

2022年9月3日 21時00分

開催情報

ページトップへ