今年の目標はＧⅠ制覇

　立川競輪場で行われているＦ１ガールズシリーズが、2月13日（月）に初日の開催を終えた。第7レースに出走した奥井迪（東京・106期）は最終ホームからの豪快なまくりでねじ伏せ、白星スタートを切った。

　前検日には体調に不安を抱えている様子で、ホーム戦に向けて万全の入りではなさそうだったがふたを開けてみればパワフルな走りを披露。
　「開催前の体調に不安があったんですが、レースになったら問題なかった。決勝になったら万全の状態になると思うので、完全Ｖを目指して2日目も力を出し切ります」と一走したことで不安を拭い、力強く話してくれた。

　「今年のグランプリは立川なので、そこを目指しています」と今年はホームバンクとする立川でグランプリが行われるだけに意気込みは例年以上。
　「昨年のグランプリは勝つイメージができていなかった。普段の開催から内容も含めて勝っていくことが大事だと改めて感じました。今年から『パールカップ』『オールガールズクラシック』『競輪祭女子王座戦』とＧⅠが３個新設されてガールズのレベルアップに繋がると思ってます。今までの私は追加を多く走って賞金を積み重ねることでグランプリに参加していたが、今度は本当の実力勝負となりそうで楽しみですね」と、新設されたGⅠのタイトルを取って地元グランプリに出場したいと言う意気込みが伝わってきた。そのためにも勝ちグセを付けるべく、そして地元の声援に応えるためにも完全Vを目指して2日目のレースへも油断なく臨む。