オールガールズクラシック出場を目論む當銘沙恵美 ~取手競輪場~
選考用賞金獲得額アップへ
26日から取手競輪場で行われているモーニング開催。ガールズ選手の中で目の色を変えているのが當銘沙恵美(愛知・118期)だ。
今年の10月に松戸競輪場でガールズケイリン新設GIである2023年度第1回オールガールズクラシックが行われることが決定。當銘も何とかして、このGⅠに出場できる42名の中に入りたい意欲を見せる。
「本当は成績が良ければいいけど、(選抜方法の一つにある選考用賞金獲得額上位者)で賞金獲得を上げて頑張りたい。選考期間は来月までで、この前みたら50位だった。一場所でも多く乗りたい」。
2月の高知で初V。このまま勢いに乗れれば良かったが、その後は少し下降線をたどる。「初Vを獲ってそこまでは良かったのに。気合はあるんですけど」と近況は決勝進出を逃す場面もあり、自身にとっても歯がゆいだろう。
それでも取手競輪の初日6レースでは5番手にいた奥井迪(東京・106期)の最終ホームからの仕掛けにピタリと追走。2着だった當銘は「奧井さんは凄い強い先行。勉強になりました」と脱帽の様子だったが、ゴール前では1/2車輪まで迫り動きは悪くなかった。
「初日は2着だったし、予選2も凌ぎたい。予選1と違う展開なら自分で仕掛けられれば。何とか決勝に乗って決勝で確定版に乗りたい」。今開催で好結果を残せれば、また上昇気流に乗るはずだ。