児玉碧衣が初のG1となる『パールカップ』を制す ~岸和田競輪場~
2日間の走りを自信に強い気持ちでゴールまで踏み切った
6月15日(木)に岸和田競輪場で行われた第1回パールカップは児玉碧衣(108期・福岡)が逃げ切りで優勝。初日と2日目の走りで確かな手応えをつかみ、自信を持って仕掛けた結果がG1初優勝へとつながった。
初手で5番手に構えていた児玉碧衣は3番手の位置で車間を空けて間合いを計っていた久米詩の動きを見ながらタイミングを見計らう。最後方にいた坂口楓華が打鐘過ぎに上昇すると久米詩も合わせて上昇開始。冷静に戦況を見極めていた児玉碧衣が最終ホームから自慢のスピードを生かしてカマシを敢行。最終1コーナー手前で坂口楓華と接触した小林莉子が落車するアクシデントもあり、久米詩は児玉碧衣との車間が大きく空いてしまう。最終バックでスタンディングで再び加速していった児玉碧衣がセーフティーリードを保ったまま後続を4車身差で振り切ってゴール線を駆け抜けた。
【児玉 碧衣(1着)】
「めちゃくちゃ嬉しいです。本当に嬉しい。逃げる準備もまくる準備もしていたので。ペースがガクって落ちたのでここしかないと思って踏み込みました。初日、2日目が自信になっていたので、自信を持って躊躇なく。風が凄く強かったんですけど。真後ろに莉子さんがいるのが分かったんで、一周行ったら差されるかなっていうのはあったんですけど。誰が転んだかはわからかなったんですけど、音がしたので。バックでモニターを通して(後ろが離れていることは)確認できたんですけど、油断するといけないので目いっぱいゴールまで踏みました」