大声援を力に変える

　立川競輪ガールズF2は23日（日）に最終日が行われる。ガールズ決勝9Rで人気を背負うのは、通算100Vに王手をかける地元の奥井迪（東京・106期）だろう。

　逃げてまくって連勝の奥井だが、「体が重い」と不安を口にする。ここ最近の酷暑の影響があるようだ。
　「重いんですよね。多分暑さのせいだと思うんです。開催が始まる前の数日間で、37℃とかの日もあったじゃないですか。それでやられちゃってるのかな。思ったようには走れていないです」

　それでも、ここはホームバンクの立川。なんとしてでも修正して、連日の地元ファンの大声援に応えたい。奥井自身は、通算100Vの記録達成よりもそちらの方が大事だと言う。
　「100Vは周りの人は結構言ってくれるんですけど、自分はそこまで気にせずに。やっぱり立川は自分にとって特別なバンク。今回もそうだったけど、立川を走る時は初日にいっつも緊張しちゃう。プレッシャーはあるけど、期待に応えられるようにしたい」

　立川では通算5度の優勝を誇る反面、ガールズグランプリで2度悔し涙を飲んだ。酸いも甘いも知り尽くしたホームバンクで、ファンの声援に後押しされて記録達成に挑む。

• 選手詳細データ

• 
  奥井迪 選手東京・106期