「負けられないなと思った」

　伊東温泉競輪能登半島地震復興支援競『花と海といで湯賞』大阪・関西万博協賛G3ナイターは、14日（木）に初日が行われた。今節はガールズケイリンが3個レース実施され、初日の予選1、3レースは、選手宣誓も務めた鈴木美教（静岡・112期）が手堅く1勝を手にした。

　1レースに先駆けて行われた開会式では、伊東競輪場をホームバンクとする鈴木と、格清洋介が選手宣誓を行った。鈴木は3レースに出走すると、前受けから刈込奈那のカマシを受けて絶好のポジションをゲット。最終バック前からの番手まくりで1勝をつかんだ。
　「選手宣誓をして、300勝のお祝いもしてもらったので、今日（初日）は負けられないなと思って手堅くいきました。ジャンで刈込さんが良い勢いで行ったので脚を使ったんですけど、ホームではニュートラルに入ったのでどこからでも行ける感じはあった。後ろを引きつけながら大事に行きました」

　負けられない気持ちから初日は大事に行ったが、鈴木の本来の持ち味は長い距離を踏んでも押し切れるパワー。2日目以降、そしてこの先を見据えても、多彩な仕掛けを見せておきたい。
　「脚の感じは良いですし、もうちょい長い距離を踏んでおきたいですね。今は4月のオールガールズを目指しているし、そこに向けて頑張りたい。今年のグランプリは、静岡ですから」

　今年は20年平塚以来遠のいているガールズグランプリ出場へ向けて、目の色を変えている。賞金の上積みはもちろんのこと、すぐそこに迫ったG1へ向けても、取りこぼしは許されない。

• 選手詳細データ

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  鈴木美教 選手静岡・112期