「修正はできました」

　6月6日（木）から函館競輪場で万博協賛ミリオンナイトカップ(G3)・ミリオンナイトクイーン(F2)は7日（金）に2日目が終了。予選1で7着大敗して絶体絶命だった渡口まりあ（山口・114期）だったが、会心のまくりで白星を挙げて準決勝に勝ち進んだ。

　「初日は（内に包まれたが）負けは負けですから。調子が良くないと思っていたので、（2日目は）一発、短い距離に賭けていた。高橋さんが鐘から外にいて、高橋さんと五味田さんで踏み合ってくれればベストだったけど、一本棒になったので仕掛けるならあそこしかないと思って早めにいった」とレース状況を冷静に見ながら勝負ところを逃さずに仕掛けた。
　「思ったよりも自転車が出たなって感じです。（スピード的に）乗り越えられるかなと。ただ後ろの状況がわかっていなかったので差されるかと思っていた。末は良くないので」と2着の五味田とは1車身1/2差だったが、最後まで油断することなく踏み切った。
　「セッティングをいじって納得できる形でレースに臨めたのは良かった。修正はできました」とセッティングを変更したことが功を奏して納得の表情を見せた。今シリーズは実力が拮抗しており、誰が勝ち上がってもおかしくない。準決勝でも渾身の仕掛けでライバルたちをのみ込む姿が見られるかもしれない。

• 選手詳細データ

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  渡口まりあ 選手山口・114期