村田奈穂が格上撃破 ~京王閣競輪場~

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村田奈穂
まだまだタテは健在だ
一気の強襲劇で小林莉子を捕らえる

 3月7日に京王閣競輪場でF2ナイターガールズシリーズの初日が開催された。7Rにはガールズの予選1が行われて、地元の小林莉子が登場し人気を集めたが、村田奈穂(熊本・116期)が直線強襲劇を披露し大物食いを果たした。

 レースは初手から3番手で外併走となっていた成田可菜絵が打鐘で先頭の岩崎ゆみこを押さえて先頭に立つ。そのまま成田が逃がされ先行態勢に入るが、番手に入った岩崎 ゆみこが1センター付近から一気にスパートを開始し松尾智佳が追走していく。その後ろに位置していた青木美保は2コーナー付近から発進すると最終バックでは両者でまくり合戦になる。最終4コーナーでは青木が岩崎を捕らえて先頭に立つも、終始青木を追走していた小林莉子が車を外に持ち出し青木を交わして、ゴール前では小林の後位で脚を溜めていた村田が一気に外を強襲し先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「誰も動かなければ自分で動く考えもあったけど、早い段階でレースが動いていたので。自分の前には(小林)莉子さんもいたし、その動きに乗っていこうと。(地元の)熊本に比べたら直線が短いし、届くか不安でしたけど、何とか差し切れて良かったです。莉子さんを差し切れたのはびっくりしたけど、自信になりますね。ここに来る前には練習をしっかりやってこれたし、感触も悪くないです。風も強かったし、しっかりケアをして明日に備えます」

 まだまだタテ脚は健在で、デキも良好。2日目も再び小林莉子との対戦となるが、今節のデキなら連勝で決勝進出を果たすシーンも十分にありそうだ。

髙野航記者

2025年3月7日 21時15分

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