小泉俊也選手静岡Ａ級３班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　４年間のＡ級暮らしが小泉を強くさせ、不惑を迎えてＳ級にカムバック。ステップ・バイ・ステップ、Ａ級でブレない思いを地道に築き上げてきた。
　「前は勢いだけで（Ｓ級に）上がってきたけど。いまは信念がある。Ａ級でだてに苦労はしてないですから」
　６月伊東の初日で７着に沈み、まさかの予選敗退。しかしながら、その敗戦を糧に続く函館を１11着、川崎を１21着と連続ＶでＡ級を終えた。
　「伊東ではＳ級で勝つためどうしたらいいんだろうって。それで、あの７着で気づいた。いままでやってきたことが間違ってないって。これでいいんだっていう思いはありましたね」
　信念を携えてのＳ級初場所の福井記念だったが、３日目に失格の憂き目。後輩の頑張りに応えるべく、番手での大仕事がアクシデントを招いた。しかし、その後は、前橋、名古屋を経て岸和田で３連勝の完全Ｖ。６度目のＳ級優勝は、前回から11年以上の歳月が流れていた。
　「名古屋での９着が悔しくて、それが岸和田の結果につながったんだと思う。でも、まさか優勝するとは思ってなかったし、自分でもビックリしました。そんなに褒められたレースではないけど、勝ててよかった。周りに感謝しないといけないですね」
　岸和田で久々にＳ級優勝を味わった小泉は、次の岐阜記念で２勝をマーク。連日、攻める走りで存在感を見せたが、反省まじりにシリーズを振り返る。
　「２日目はジャンで突っ張るか飛び付くかできたのに…。それをやらなかった。悔しいですけど、そういう失敗があるからこそ最終日の１着がある。神山（雄一郎）さんだって失敗はするし、失敗しない人はいないですから。欲をかかないで、自分のレースを一戦、一戦。それしかない。いかに自分を信じて走ることができるかです」
　失敗を重ねながらも、それを力に変えて這いあがってきた小泉が、これからも前を見続ける。

2019年1月18日更新

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