大塚英伸選手 プロフィール

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン33実績43デンジャ0差し脚14ダッシュ7機動力8

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ3ダッシュT3追込タイプ42

大塚 英伸選手 スポット・インタビュー

これからが本当のS級ライフ

大塚 英伸

大塚 英伸

 何度もS級の座をつかんでは、苦汁をなめA級に出戻った。それでもデビュー18年目の今期は、地に足をしっかりとつけてボーダーのはるか上をいっている。
 「A級で点数を取って上がってきても、S級で(S級点を)取れたことがなかった。それが、まさか自分が100点を超えるとは思ってなかったです」
 一年ぶりのS級の今期はF1で2度の優出。8月の豊橋記念では準決にコマを進め、2勝をマークした京王閣記念ではメモリアルの300勝も飾った。
 「最初は100点を超えてる人は違うと思ってたし、点数を見てビビッていたけど。一緒に走ってみてあんまり変わらないんだって。実力差がそんなにないのかもしれないって思うようになりました。でも、神山(雄一郎)さんが隣りにいた時は、オーッてなりましたけどね(笑)」
 初の舞台を踏んだ08年から、これが6度目のS級挑戦。確かな手ごたえをつかみ、S級1班を見据えるまでに力をつけた。
 「初めてS級に上がったのがデビューして10年くらいだったから。同期のなかでも遅い方だけど、我慢してやってきたことはムダにはなってないと思います。去年の6月に(渡邉)晴智さんが使っていたフレームが回りまわってきた。それを使ってからですね、良くなったのは」
 昨年の6月からフレームを変えてS級カムバックのキッカケをつかんだ。さらに今年は練習方法にもメスを入れた。
 「いままではお昼を挟んで一日2回やっていたのを、午前中に全部やるようになった。そのぶんキツくはなっている。でも、一本、一本をしっかり出し切ろうって。基本に戻りました」
 地道な土台作りが実を結び、38歳にして競輪人生真っ盛り。
 「練習を落とさないでやって、安心しないように。そうすれば自分が思っている以上に、S級にいられるかもしれないですね」
 ようやくS級のレールに乗って進みだした大塚の心に、おごりはない。

2019年1月18日 更新

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