木村直隆選手 プロフィール

木村直隆選手の基本情報

ycm
  • 指数

    78
  • パワー
    ランク

    23
  • キムラナオタカ 木村 直隆

    登録地 兵庫

    年齢 45歳

  • 期別 86期

    登録番号 013798

    戦法 追捲

    調子

  • 今期級班 S級2班

    前期級班 A級1班

    次期級班 S級2班

  • 直近4カ月得点 98.62

    今期得点 98.62

    前期得点 92.67

  • 練習地 街道

    生年月日 1978年7月7日

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン46実績30デンジャ6差し脚30ダッシュ38機動力27

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ10ダッシュT27追込タイプ55

木村 直隆選手 スポット・インタビュー

来期のA級を見据えて

木村 直隆

木村 直隆

 「S級点がかかっていたし前々に勝負しようと思っていた」
 昨年12月の静岡。木村直隆はS級点確保に向けて総力戦で活路を見出そうとしていた。
 「初日は前受けして嵯峨(昇喜郎)君の番手に飛び付こうと思ったけど、大森(慶一)君のスタートが早かった。内から3番手までしか行けなくて3着で準決には上がれず、2日目は単騎でカマしたけど大敗。お世話になっている西郷(剛)さんに点数がかかっていてカマす勇気があるなら、(初日に)番手まで行かないとダメと活を入れられた」
 勝負駆けは失敗したが、1月の立川記念では1勝を含む2連対とS級上位と戦える力を見せた。
 「初日は仲野(結音)君の番手で車間を空けて仕事ができたし、あの松井(宏佑)君を破ってワンツーを決めることができた。最終日は竹内(雄作)君の番手で、結果的にまくられてしまったけど、最初にまくりに来た子は止められたし2着には入れた」
 良い流れで今年のスタートを切ったが、続く向日町で落車しリズムが狂い始める。
 「上杉(嘉槻)君とのコミュニケーションがうまくとれなくて落車をしてしまった。怪我は打撲だけだったけど、3年前に痛めた肩鎖関節が、また痛み出した。その後は少しリズムが崩れた。ピスト6を走ってハロン(タイムトライアル)も感じは悪くなくなってきたし、今はほぼ元のコンディションに戻っている」
 追い込みならでは葛藤はある。それでも与えられた位置で全力を注ぐ。
 「S級の時は点数的にも3番手を回ることが多くて、そうなると番手の勉強もできないし、単騎でやるか3番手を回るかで悩む。A級だと番手回りも増えて人気にもなることも増えそう。それに応えるためにシビアに前に踏むか判断しないといけない場面もあるだろうし難しい。今はスピードが上がっているので、その判断を瞬時にしないといけない」
 ピスト6では自力基本の競走で活躍。競輪でも自力を捨てた訳ではない。
 「ピスト6で逃げ切ると自信になる。動けるうちが華だし、今でもバンク練習は先行とまくりのメニューをやっている。番手を回ったら仕事をして、単騎の時は中団からのまくりやハコ狙いも含めて何でもやっていきたい。今は一年でも長くS級にいることが目標」
 来期は2年半振りのA級戦。年齢的にも試練の時を迎えるが、持ち味のタテヨコ踏み分ける競走で貫禄を示してS級カムバックを狙う。

2023年3月27日 更新

S級でも戦える手応え

木村 直隆

木村 直隆

 昨年後期にS級復帰。序盤は落車続きだったが、前期最終戦の12月大垣2日目に勝ち星を挙げると、今年は小松島の予選で1着スタートを切った。2月松阪では混戦を鋭く突き抜けて準決勝を快勝。3月四日市でも勝ち星を挙げている。
 「8月、9月と連続で落車して、新車が10月に来てたんだけど、しばらくはセッティングが出てなかった。松岡(健介)君に『サドルを上げたほうがいいんじゃない』とアドバイスをもらって、セッティングが出たと思ったのが年末の大垣ぐらいから。S級点もかかってて、いい緊張感もあったけど、あの1着で吹っ切れましたね」
 大垣は31万、小松島で15万、松阪では42万と高配当を連発してきたが、3月四日市はライン3番手から突き抜けても3連単は7千円。木村はS級でも買えるという評価はファンの間にも浸透しつつある。
 「点数が上がると番組も変わってきて、勝負できる番組が増えてきた。点数勝負してた年末とはまた違う、いい緊張感があるし、メンタルだったり色々なものがかみ合ってきました。最初は穴だったけど、最近は周りも見てくれてるのかなって感じがある。期待してもらえるっていうのは、やっぱりうれしいですね」
 前期のS級は2年半ぶり。その間はS級点を持ちながらも、失格のマイナス点でことごとくS級復帰をはばまれてきた。そして2006年後期のS級初挑戦から一度もS級で点数を取れたことはない。残念ながら前期もS級点キープはならなかったが、今期は違う。
 「この歳で一番点数がある。不思議な感じですね。自分のなかでは何が理由なのかわからないけど、一番は精神的なものでしょうね。若い頃と比べても練習のタイムは変わってないけど、ようやくそれがレースで出せるようになってきた。今期S級点を取れたら、また違う目標ができると思う」
 昨年の地区プロでは団体追い抜きを優勝した。来期A級で頑張って1年間、S級をキープできれば来年は全プロ、そして寬仁親王牌出場のチャンスがあるかもしれない。
 「今までも地区プロで優勝して寬仁親王牌を目標にやってたけど、A級の僕にはチャンスがなかった。また1年頑張らないといけないけど、何とかそこを目標にやっていきたい。これからも好調を維持して、もっと穴を出せたら」
 上昇気流には乗った。木村がこのまま自己最高を更新し続けるかぎりG1初出場も叶わない目標ではない。

2020年3月29日 更新

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