吉田裕全選手埼玉Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　６月取手Ｇ３は一次予選で敗退したが、敗者戦で存在感を発揮した。２日目は前受けから菅原裕の後位でイン粘りを敢行。飯尾主から番手を奪って鋭く差し切った。
　「地元勢が後ろに付いていたので、気持ちが入りました。菅原君には京王閣記念でやられていたので、やり返そうと。久しぶりに自分らしい走りができました」
　５月京王閣記念の最終日に失格。今期のＳ級点の確保は厳しくなったが、気持ちはもう吹っ切れた。
　「４月頃は３ケタの競走得点があったんですよ。それから点数が徐々に下がって、京王閣で失格。心が折れてしまうところなんですが、もう失うものは何もないんで、もう１度奮起して来期につながる走りをしようと決めました」
　発奮材料はまだある。今年１月からガールズのアマチュア選手の指導を引き受けている。
　「ガールズの弟子を取りました。高校でウエイトリフティングの選手をやっていた子で有名な三宅宏実選手の高校の後輩です。家が近くで縁があったので面倒を見ています。マンツーマンで練習してます。一緒にきっちり距離を乗って、プラスアルファで自分の練習もしています。練習量は増えてますね。やっぱり指導する立場なんで、しっかりとしたところを見せないとっていう気持ちになってます」
　戦法面の迷いは消えた。今後は対戦メンバー、展開によって変幻自在に立ち回る。
　「ずっとＳ級なら追い込みに変わりたい気持ちもあったけど、来年１月からはたぶんＡ級なので、自分が前の時は自在に前々にしっかり攻める走りをしていきます」

2018年6月14日更新

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